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巣立ち

中学受験直前の娘。なかなか順調に成績が上がる事は無かったが、本人なりに試行錯誤し努力した実績は、まだまだ始まったばかりである彼女の人生においてしっかりとした自信になるであろう。
年末年始はほぼ毎日塾の出迎えに出かけた。出迎えたとしても、父親が何かできるわけでも無く、ただ一緒に帰宅につきそうだけ。
冬の寒さは夜になりいっそ厳しくなり、駅のホームで、「“ダーウィンは見た“で鳥も動物も親は懸命に子育てして巣立ちをさせてたでしょ?君も頑張って巣立つんだよ」と話しかけると、娘は黙って頷いた。

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夏の帰省 2019年

令和になり始めての帰省をしてきました。

小学校中学年迄は無邪気にあった途端遊びまわっていた娘の従兄弟達も、一番上の子で中学2年になり娘も6年生となり、あった瞬間にやや緊張感が走っているのがとなりにいてわかりました。数年前のように遊びまわることもなく、祖母と話したり、iPhoneをいじったりと。

これも自分がちょうど同じ年代に感じた経験と同じだったなあと思い起こします。自分が経験したものを30年後に親として接し、そしてまた30年後には祖父として立ち会うのかなと思うと、人生は本当に決められたステージをみなみな通りすぎていくだけなんだなと思ってしまいます。

父親ばなれをした娘と久しぶりに一緒に過ごすことができしあわせな時間でした。

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天安門事件から30年

天安門時間から30年経ちました。

中国に一時期住んでいた経験から、いろいろな中国人の素直な感想を聞くことも多く、日本で報道されるような一面的、極端な感想だけではないかなとは思っています。

いまから10年から15年ほど前にNHKで天安門事件のとても秀逸なドキュメンタリーをやっていてました。

学生リーダー陣がある日突然おおきな運動のリーダーシップを取ることになった戸惑いや試行

中国全土から集まってくる学生を組織化されず運動はどんどん迷走化していく様相

そして圧倒的な大人の力によって潰される運動

と政治的なスタンスは関係なく、若者の行動の現実と結果をみれる良い作品でした。

一度NHKオンデマンドなどで探したのですが見つからず。またみたい作品です。


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働くということ


浦和駅のツタヤ書店で平積みになっていたのを手にとってみて、結局購入。

社会人になり20年もなり、自身のことというよりは、現在担当しているプロジェクトのことで悩みがあり、手が出たのでしょう。

大規模プロジェクトは、大組織とおなじで、チームリーダーはプロマネが悪いといい、プロマネは会社として方針がでていないといい、各担当者間は横通しでの連携もできていなく、誰ひとり全体感がみえていない状況に陥りがちです。

その中で若者がどのような気持ちで仕事をしているのか、少しでも自身の昔の気持ちをおもいだしたように思います。



漫画 働くということ (ビジネスモーニング 1)

漫画 働くということ (ビジネスモーニング 1)

  • 作者: 池田 邦彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/02/22
  • メディア: コミック



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語るべきコンセプトが見当たらないヤマダ電機コンセプトショップ

国内家電量販店No.1のヤマダ電機が東京駅八重洲前に
Concept LABI TOKYO をオープンしました。

場所は東京駅の丸ビルなど高級商業施設が並ぶ丸の内側とは逆側の八重洲口の北側で東京駅とは路を挟んで向き合います。周りはどちらかというと庶民的な飲食店が建ち並ぶ町並みです。

ヤマダ電機の山田社長は”店名にもなっている"Concept"の意味に関しては、「基本思想という意味合いはもちろん、既成概念に囚われず商品やサービスを新しい視点から主張するという意味を込めている。ヤマダ電機だけでなく家電業界の既成概念を覆す、その始まりとなる店舗にしたい。長期的にはグローバルな展開も視野に入れており、その旗艦店的な意味も大きい」と語る。 ”と大きな期待を抱かせます。

 

丁度オープン当日にお店に行ったみたいで、店内はヤマダ電機や取引先の担当者が多く店内に居て、午後2時くらいに訪問したときにはお客よりも多かった様です。

 

ただ店内の品揃えは、中国人向け観光客向けの品揃え(赤珊瑚とか初めて見ました!)+近隣のオフィスへのBtoBビジネス+コンセプトショップ(?)と、よく言うと浮き世離れしなく地に足がついた店舗構成、悪く言うと結局誰に対してこのお店は開かれているのかさっぱりわからない店作りになっていました。

 

おそらく、今回のうりである”コンセプト”は、1階2階などになると思うのですが、1階はApple専用フロアです。3階はパナソニックとソニーのフロアーです。また全般的にメーカー別に売り場を分けているだけで、少し前の中国蘇寧電器の売り場を見て居るみたいです(そこそこ綺麗ですし)。山田社長の発言をみても、メーカーを競わせることがコンセプト発信になると思っている節があるのですが、ヤマダ電機は一体それに対してどのような付加価値をつけようとしているのか今ひとつわかりません。

また、高級家電やブランドモノの調理器具などもあるのですが、かなりの製品が特定のメーカーに隔たっています。これもメーカー別展示では無く、単にヤマダ電機にはなかなか下ろして貰えないのだろうなと思うのですが、結果として十分な品揃えも無く、結局ちぐはぐな製品がならんでいるだけで、ライフスタイルの提示には遠く及ばない感じです。

 

あと目についてのは、洗濯機なども家電製品売り場、なにも工夫も無くだらっと並べているだけで中国の家電量販店の方がもう品揃えも上手です。ただ、担当者の苦労も見れるのは、商品の価格レンジもかなり幅広いのです。洗濯機や冷蔵庫も2万円前後の商品からハイエンドまで無理して並べています。ヤマダ電機にものを買いに来るお客さんはなんだかんだいってもお手頃商品をほしがるので需要にあった品揃えをしているのはプロの腕なんでしょう。

 

全体的にコンセプト店をつくれという指示があって、一方で単体店舗でも利益をあげろとも言われたので、訪日外国人にも配慮し、商圏の特長であるビジネス需要をしっかり抑えています。その上で”コンセプト”をだそうとしても、自分たちでどうも提示できるようなコンセプトが無いって感じになってしまったのですかね。

一番気になるのは、結局どのようなターゲット層に対してのお店作りなのかがぶれまくっているので、なにをやっても中途半端感がぬぐえないです。頑張れ!ヤマダ電機。


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突き抜けた感のある ヨドバシメール便

ヨドバシカメラがヨドバシエクスプレスメール便というサービスをはじめました。
このサービスは最短6時間(!)で届くというもので東京西部で2015年はじめからサービス開始をしていましたが、2015年末に我が家もサービス地域になったようです。

深夜0時過ぎに注文をすると、当日12時毎に配送されます(!)とのことで注文。そして就寝。
目覚めると朝6時くらいに商品出荷をしたとメールが届いていました。ここまではこれまでのヨドバシのと同じです。

今回凄いと思ったのは、12時前に以下の様な感じのメールが届きます。
- 11:59分付-----------------------------------------------------------------------
XXXX様
いつもヨドバシカメラをご利用頂き、ありがとうございます。
まもなくお荷物をお届けいたします。
■お届け予定日時
 11月03日(火) 12時19分頃
■お届け商品
・XXXXX
■注文番号    XXXXX
■配達担当者   (配達担当者の名前)

そして丁度20分後に以下のメールが届きました。
- 12:19分付-----------------------------------------------------------------------
いつもヨドバシカメラをご利用頂き、ありがとうございます。
お荷物のお届けが完了いたしましたのでお知らせします。

■お届け日時
 11月03日(火) 12時09分頃 ポストに投函しました

。なんと、配達の30分前に事前にアナウンスがされて、それも配達担当者の名前までわかるというサービスです。メールサービスなのでポスト投函が原則ですが、これが普通の宅配便(受け取りが必要)であれば、準備もできますし、不在・再配達というロスもかなり避けられるのでは無いでしょうか?
何とも凄いサービスです。ヨドバシカメラは自社物流でやっているのか、宅配業者をつかっているのか気になるところです。

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訪日外国人向けの品揃え

国慶節があけてホテル・航空券代も下がってきたタイミングを狙って上海人の友人が、その友人をつれて日本に来ました。

二人とも上海で日系企業に勤めていたこともあって知日派、少しは日本語も話せますが、初めての日本です。お目当ては観光とショッピングのようで、日本に着いた夜から新宿でショッピングを始めます。二人とも、”マツモトキヨシで、小林製薬のXXXという薬を買う”とか”ドンキホーテに行く”といった、訪日前から仕入れた情報でできるだけ効率的にみてまわろうとします。マツモトキヨシに連れて行け、というので連れて行く途中にもっと店舗面積が広めのドラッグストアがあるので、ここは駄目?というとマツモトキヨシが良い、とのこと。まあ、そう何度も来日できるわけじゃないし、そのお店で必要なものがあるかどうかわからないから彼女たちの意見ももっともなんですよね。

その後、ちょうどヤマダ電機が空いていたので、ドライヤーが欲しいと言うので店内にはいりました。歌舞伎町のヤマダ電機はヨドバシの西口やアキバに比べても商品数が少ないので、満足する物がみつかるかなあと心配にみていましたが。彼女が言うには「商品が多すぎてどれを選んだら良いのか、わからない」って事でした。確かに多くの商品のだけ並べていても、何を基準に選ぶのかわからないんでしょうね。

小売的立場からすると商品アイテム数(品揃え)は多いほどお客さんは喜ぶと思いがちですが、買う側にすれば、自分に必要な商品が見付かれば良いだけのは無しです。そういえば、1万アイテムあるようなスーパーにおいても、1人のお客さんが年間通して買う商品は400~500アイテムって調査を思い出しました。

彼女は結局、一番ベーシックなドライヤーを満足して買っていきました。 


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中国のブラック企業

中国で管理職として仕事をしていると日本に比べても意外と労働者の権利が法律や運用ルール上守られている事が多くあります。日本の様に派遣社員を採用して不要になれば直ぐ雇い止めということも出来ませんし、正社員(多くは1年や数年の有期ではじまります)もなかなか簡単に解雇はできません。ただ実際は、給与や役職などを下げて将来性が無いと判断すると自ら離職していく人が大半なので、日本のみたいに”解雇部屋”みたいな問題はおきないのかもしれません。今のところでは。

ただ、一部の企業においてはモーレツに従業員に働かせる企業も存在しています。中国の最大手のネット企業で一時期仕事をしていましたが、みなさんモーレツに働かせれています。その中でも才覚を見いだされた人は20代で部長や30そこそこで役員になるという激しい実力主義の会社でした。その会社、現在では本社が移転して変わったかもしれませんが、数年前まで使ってた旧本社では、取引先向けの窓口は深夜2時まで受付の女性が座っていました。確か二交代か三交代で受付の人がいたのですが、そんな深夜まで訪問するって事があることですよね。実際、私たちも役員の人たちとの打ち合わせは、数時間所は半日待たされるって事もざらにありました。

そういう会社で労務管理がどうしているかというと、結局その地方政府は問題があっても目をつぶっているのですよね。中国は北京や上海ではない都市に本社をおいている企業が多くあります。これは、税収が確保できる地方政府と、法律や許認可で優遇策を求めている企業の相互利益が一致している場合が大半です。

ちなみに、華南に本社があるもはやグローバル希望のハイテク企業も社員が猛烈に働いています。この会社は、入社時に”私は残業代は要りません”という書類にサインを求められます。ここまでしてでもその会社でポジションを得て、チャンスを得たいと言うことです。


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成熟する中国の消費者 2015秋

パスポートのスタンプをみると4ヶ月ぶりの上海です。上海に住んでいたのは3年足らずですが、ここ10年間毎月1度は中国に出張していたことを考えるとずいぶん久しぶりの中国です。

日本のニュースなどでは極端な報道ばかり流れますが、いくら景気減退といえども年率6%や7%で成長を続けている中国の消費生活は着実に成熟に向かっています。

最近気になったこと(自身+直接の友人・知人の経験も含む)

※タクシーの後部座席でおしゃべりをしていたところ、ドライバーの携帯がなった。ドライバーは「いま携帯で話をしていいか?」と確認をしてきた。

※歩道でハンカチを落としたら、自家用車を運転中のドライバーが車を降りて届けてくれた。

待ち行く人の服装も、模様の入ったジーンズやスェット上下で出歩く人はすっかり居なくなって日本との差はますます小さくなっているようです。

CMを見ると、スポーツをしてもズレないメガネの宣伝をやっていました。昔は如何に高級かということが唯一の訴求ポイントでしたが、このように実生活の機能性をしっかりと訴求するようなコマーシャルがでてくるのも消費生活向上の1つの例でしょうね。


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マッキントッシュロンドンを展開する三陽商会

冬物のスーツをオーダするために伊勢丹新宿メンズ館に行くと、マッキントッシュの売り場が目につきましたので立ち寄りました。男性用のビジネスコートではなかなか見かけない、レッドやパープルのコートが並んでいるなか、店員さんと会話をすると、”これは日本人向けにデザインされた、日本の気候にあったコートです”と説明を受けました。


マッキントッシュ(MAKINTOSH)はイギリス(スコットランド)を起源とするファッションブランドで「ゴム引き防水コート」で有名なブランドです。この「ゴム引き防水コート」は”2枚の生地の間にゴムを流し込むことで完全防水を実現する”というもので、マッキントッシュのコートと言えば「ゴム引き防水」として知られています。ただ、ゴム引きされた分重量は増し、着心地にゴワツキ感が有り、ゴム臭もするという評判で、そして経年利用でゴムが剥がれてしまうという特徴も有名です。更にそもそも日本の高温多湿の気候では、ゴム引きなんかされたら蒸してしょうが無いんじゃ無いのって声も多く、なかなな購入を躊躇させる品物でした。さらに、このゴム引き防水コートは、選択表示が全て「×(バツ)」でクリーニング店に持って行っても洗濯を断られます。数年前にマッキントッシュの「ゴム引き防水コート」を買おうと思っていろいろ調べたところ、日本国内だと東北地方かどこかに「ゴム引き防水コート」のクリーニングを受け付けてくれるお店がありましたが、全体的にあまりのメンテナンスの面倒さに断念してしまいました。


2015年の夏頃に百貨店にある「バーバリー」のお店が「マッキントッシュ ロンドン」のお店に衣替えをしました。店舗を実際に運営していたのは三陽商会という企業で、三陽商会は「バーバリー」のお店を「マッキントッシュロンドン」というお店に衣替えをしたのです。


バーバリーもイギリスを起源とするファンションブランドで、日本国内でも高い人気を保っています。ただ、日本のバーバリーストアで売られている「ブラックレーベル」や「ブルーレーベル」は、日本でのライセンス契約を持つ三陽商会が企画・販売した商品で、(基本)日本だけでしか売られていません。これら商品は英国で企画・販売する商品の半値近くの価格帯でして、バーバリー本社としては世界統一のブランド戦略として、どうしても価格帯の低い商品ばかりうれる日本市場は快く思っておらず、2010年くらいから英国バーバリーは日本市場に対して直接進出を徐々に図っていきます。しばらく国内には三陽商会のバーバリー店舗と、バーバリーインターナショナルの店舗が混在する状況が続きましたが、2015年三陽商会のラインセンスは切れ、例えば「バーバリーブラックレーベル」は「ブラックレーベル」などバーバリーブランドを使えなくなってしまいました。

 

海外のファッション・ラグジャリーブランドが海外展開を行う際に、最初は進出国の市場もわからず、資本力も強くないので、現地の小売業をパートナーとして代理店契約をすることが多いです。ただ進出国でのビジネスが拡大してくると、代理店を介さず直接ビジネスをしよう、というかたちになります。仕事上これらの国内の代理店ビジネスをしている人たちと話しますが、ビジネスの特性上どうしても大きくなったブランドが離反するのは避けられない、といった感じで話されます。さらに特にここ10年くらい、市場のグローバル化(特に中国・東南アジア市場の拡大)と相対的な日本市場に縮小に際して、欧米系グローバルブランドが日本市場を特別視せずにグローバルオペレーションに組み込む傾向が多いように感じています。


で、話は戻りますが、三陽商会はマッキントッシュとライセンス契約をつくりましたが、日本市場にあいそうにない「ゴム引き防水コート」を大々的に輸入するのでは無く、「マッキントッシュ ロンドン」というブランドを作り、日本市場向けの商品を企画・開発をはじめました。その店舗は、日本人向けの商品が並び、今日の私のように購入意欲をそそられるのです。

今日見たコート欲しいなあ。。








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